with photograph

志々島の大クス Spring 2024


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

志々島の大クスを撮っていると、心の底からGFX50SIIを買ってよかったと実感する。
先代巨樹カメラのα7RIIIも十分元が取れたと思っているけどGFX50SIIもたぶんとっくに元は取れているだろう。
逆に言えば大物機材を買ってしまったからには、やはり年に数回くらいはこの大クスくらいの大物と向き合う機会を作りたい。


なおα7RIIIは数年前一緒に志々島を訪れた友人に譲った。
この大クスとガチンコ勝負するにはフルサイズ機+超広角レンズが不可欠だと気付いてしまったそうで。
電気系さえいかれてしまわないかぎり今後10年は戦えるカメラだと思うので活躍させてくれることを願う。


たった1泊の滞在のうち5~6時間くらいはいつもここで費やしてしまう。
次回こそは海辺に椅子でも持って行ってのんびりだらだら地酒でもやろう、と思うのだけど。
今月は近所でおとなしく過ごして来月もう一度志々島旅に出かけようと目論んでいるので、今度こそは海辺でだらだらを実行してやりたい。
たぶん大クスの前で何時間も過ごすのは現実的に不可能だろうし。ええ、6月に入ると蚊の大群がね…

Diary


PENTAX 645Z / PENTAX smc PENTAX-D FA645 55mm F2.8 AL [IF] SDM AW

仕事の息抜きと健康維持を兼ねて一日に数回軽く散歩に出かけるのだけど、とにかく新緑が美しくて心が癒される。
特にお気に入りなのは当然クスノキ。クスノキの花の香りをかいでいるとどこか遠くで巨樹を眺めているかのような気持ちに浸れる。
巨樹でも何でもないたった数本のクス並木ですらこれほどのパワーを秘めているだなんて、自然の力は本当に偉大だ。


DFA55mmを買って以降はほとんど645Zに付けっぱなしになっている。
(ああこれならFA45mm要らなかったなあ…なんて後悔していないと言えばウソになる。サイズ感もほとんど一緒だし。)


等倍拡大。FA45mmと比べると発色が素直なのとフリンジが出にくいのが地味に助かる。
古いレンズはどうしても黄色っぽく転びがちなので、シーンによってはカラーバランスを整えるのが非常に困難だったり。
まあこのレンズにしても645Dと同時発表された14年前の代物ですから、とっくにオールドレンズの枠に片足突っ込んでいるわけですが。

DFA55mm然り超円高時代の中古機材って今でも当時のレート基準で値付けされているものが多く、現代でも通用するモノを上手くサルベージ出来れば、かなりお得に撮影を楽しめるのではないか。レンズはともかくカメラとなると15年前のブツを今さら常用するのはなかなか厳しいものがありますが。

最新の機材を追いかけないと写真撮影を楽しめないって話でもないと思うんだ…
そういうのに縛られると機材を買えないだけでストレスが溜まるし、写真も窮屈になってつまらなくなるのではないかなと。

志々島の大クス Spring 2024


FUJIFILM X-T5 / FUJIFILM XF 35mm F1.4 R

昼食後はもちろん大クス。
新芽に生え変わる最中でパーフェクトな姿とはいかなかったけれど、それでも十分すぎるくらいに美しい。


Xマウントレンズを色々使ってみて感じるのは、結局この旧XF 35mm F1.4が一番好きだということ。
単焦点らしく精細に描写しているようで等倍拡大してみるとじわっと輪郭が滲んでいる感じがたまらない。
カメラを持ってちょっとそこまで…というサイズ感のFUJIFILMのカメラに最もマッチするレンズだとも思う。

XF 16-55mm F2.8も便利なのだけど、趣味の時間は万能でも便利でもないくらいの方が楽しめるような気がしている。
ほら、ビシッとスケジュールを組まれたツアー旅行より行き当たりばったりな個人旅行の方が楽しかったりするではありませんか。
失敗や後悔もまた旅のいい思い出になるわけでね。(もちろん、ならない場合だってある)


開業から100年…解体されるJR讃岐財田駅舎を思い出に 感謝を込めてスケッチ会 香川・三豊市 | KSBニュース | KSB瀬戸内海放送

数年前に訪問した「財田駅前のタブノキ」。
駅舎に覆いかぶさるように樹冠を広げる光景がとても印象的だったのですが、駅舎の解体が始まるのだそうで。
解体工事が始まってしまったらもうあの姿を見ることは出来ないのか…などと考えると先日立ち寄っておけばよかったなと。
三豊から加茂の大クスに行く途中で財田駅のすぐ側を通ったんだよな。無念すぎる。

とはいえ駅の機能もタブノキもそのまま残るようなので、今後はタブノキの大きな樹冠が駅舎代わりに活躍してくれるのでしょう。
しかしうーん…ヤブ蚊がすごかったから夏場は地獄だろうな。

Diary


FUJIFILM GFX50S II / FUJIFILM GF 20-35mm F4 R WR

昨晩はムスメたちと一緒に自転車で市内を一周。
日中は暑すぎて外をうろつく気になりませんが夜は気持ちいいものですな。
そこら中に溢れかえる観光客を尻目に、ああ平日に好き勝手休める仕事で本当によかったと実感したり。
まとめて10日間くらい休もうと思うと事前に各方面への根回しが必要なので、そういう面では羨ましく感じたりもするのだけど。


本日は曇天、最高気温25℃。風がひんやりして心地いい。


富士フイルム デジタルカメラに関して目先の需要に左右されず利益重視で生産していく模様

国内のカメラメーカーとして初めてブランディングに成功しつつあるのはお見事だと思います。
が、目先の需要(国内需要)に左右されず利益重視(海外需要優先)で生産していく、と読めてしまう私は穿って見過ぎなのか。

ここまで円の価値が暴落すると世界展開する製品の値段が暴騰するのは仕方ありませんが、店頭にその製品の在庫が皆無という状況はいかがなものか…
新製品発売→店頭ではツチノコの如く姿を見ることがない→受注停止→気付けばディスコン→馬鹿みたいな金額でセカンドマーケットに高額転売。
この国内市場の現状がフジフイルムにとって理想的であると言うのなら、何かもう色々とアレだなーと思わざるを得ません。
どうしてこうなった。

旅の断片


PENTAX 645Z / PENTAX smc PENTAX-FA645 45mm F2.8

ランチタイムを待つノスケ。
私はアイスコーヒーからのハーブティーを。


基本的に島には食事処が存在しないため、昼食は持ち込んだスーパーの出来合いで済ませる。
これにプラスしてチヌの塩焼とエビスビールもう一本。
夜は少し頑張って調理するのだけど昼は時間が惜しいこともあって毎回ざっくりと。

プラ容器や生ごみは食べたらすぐ洗って袋にまとめておいて、四国本島に持ち帰ってから処分しています。
(大抵は翌日泊まるホテルに一言ことわって宿泊時のゴミと一緒に処分してもらっている。)


観光客(お前も観光客だ)を見送る。
さあ、ひとまずここから午後の定期便が来るまでは私だけの時間だ。

しかしこの日の志々島も暑かったけど本日は早速気温が限界突破してますね。4月にして真夏日とか。
また早朝と深夜しか外に出られない日々が始まるのか…一年の半分が夏とか絶望しかない。
本気で紋別とか北見とかその辺に引っ越したいです。

Home

CATEGORIES

Return to page top